みなさんビックリマンってご存じでしょうか?
1980年代後半~90年代初頭に日本中の子供たちをとりこにした
シールおまけ付チョコレートなのです。
今回、そのビックリマンが「水墨ビックリマンチョコ」として販売されたようなので
ちょこっと調べてみました。
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そもそもビックリマンって何っ?て方に
ビックリマンは、1977年(昭和52年)から日本で発売されている株式会社ロッテのチョコレート菓子で「ビックリ」することをコンセプトとしたシールをおまけとして封入した商品です。
当初のおまけシールはいたずら目的で使用する要素が大きかったようで、誰かを驚かせることを狙ったデザインでそれなりの人気を博していたそうですが、1985年(昭和60年)に出した第13弾を最後に終了してしまいました。
換わって新たに始まったシリーズは、驚くような珍しいシールが入っていることを売りにしたもので、トレーディングカードの要素が生まれたことも相まって人気が沸騰して、日本中の子供たちを虜にしました。
特に「悪魔VS天使」シリーズは1980年代後半から1990年代初頭にかけて大ブームを巻き起こし、アニメなど様々な関連商品をも生み出した。
※今回、水墨調になったのは、この「悪魔VS天使」シリーズなのです。
悪魔VS天使シリーズとは
ブームとなった「悪魔VS天使」シールは1985年から発売開始されました。
シールの種類は天使と悪魔とお守りの3枚1組で各12種ずつあって、2ヶ月ごとにバージョンチェンジがされていたようです。
田舎はチェンジするタイミングが都会より遅く、シールチェンジにタイムラグが有ったような記憶があります。
1箱に1・2枚しか入っていない本当に貴重な「ヘッド」というレアシールが存在しました。
ヘッドを「持っている」・「持っていない」で学校の序列も変わる「ビックリマンスクールカースト」みたいなのも存在したとかしないとか・・・
ヒットの要因は、シールにストーリー性とゲーム性を取り入れたことにあるようです。
一見駄洒落ばかりに見えるキャラクターの名前と、神話の創世記を匂わす密度の高いストーリーが魅力的で、シリーズが進むにつれてキャラクターがパワーアップするという手法も、小学生(特に男子)の心を鷲掴みにしました。
また、シールの裏にはさまざまな文章が書かれており、アニメや漫画などの原作が無いにも拘らず、お菓子の中だけで独自のストーリーが展開されていました。
たまに暗号めいたものがあったりと、シール1つで、まるで読書のように行間を読ませる手法も、人気の大きな要素であったようです。
自分もまんまと「この手法」にはめられていました。
ビックリマンチョコと社会問題なんてのも?
良い事ばかりではなく、「ビックリマンチョコ社会問題」なんて事も置きました。
・目当てのシールだけを抜き出し、チョコレート菓子を捨てる事例
・大量に買い込んだために食べ切れなくなったチョコレート菓子を捨てる事例が多発し、食べ物を粗末にする行為が多く報告され、全国的に社会問題となってしまいました。菓子の購入資金が裕福な年齢層による大人買いと呼ばれる大量購入行為により、品薄になる地域が発生し、社会問題に拍車を掛けた。
当時はこんなデマもあったようです
箱の前から3番目か4番目と8番目が希少価値の高い「ヘッド」が当たりやすい・・・などなど、根拠の無いデマも流れたりしました。いろいろな問題を踏まえ、販売元のロッテは「ビックリマン憲章」なる規定なんて作ったようです。
今回のビックリマンは??
とりあえず、関東甲信越・中部・近畿に先行販売されるようです。
むかし懐かしのビックリマンキャラクターが、水墨画イラストになっているようです。
シークレットシールは、あの人気キャラが水墨画風バージョンで新たに書き下ろされているなんて噂も・・・
まとめ
当時「大人買い」出来なかった少年も、今では立派な大人になっていると思います。
せっかくなので、大人買いなんかしてみて、あのわくわくした気持ちを思い出してみるのも良いのでは無いでしょうか?
公式サイトは
もし良かったら、覗いてみて下さい。
少年時代にタイムスリップ出来るかもしれませんよ。
以上、参考になれば幸いです。