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ロシア、グーグルに罰金3400万ドル
「ユーチューブが地位乱用」
[ロンドン 26日 ロイター] – ロシア連邦反独占庁(FAS)は26日、米アルファベット傘下のグーグルに対し20億ルーブル(3420万ドル)の罰金を科した。グーグルが保有する動画投稿サイトのユーチューブが市場の独占的地位を乱用したとしている。
それ以上の詳細は明らかにしていない。ロシアは18日にも、ロシアが違法と見なすコンテンツの削除を繰り返し怠ったとして、グーグルに211億ルーブル(3億7300万ドル)の罰金を科している。
なぜ罰金?
ロシア連邦反独占庁は26日、米グーグル傘下の動画投稿サイト、ユーチューブが不透明な手続きで利用者のアカウントを遮断したり投稿を制限したりしているとして、グーグルに約20億ルーブル(約45億円)の罰金を科したと発表した。インタファクス通信などが伝えた。
グーグルに対しては、モスクワの裁判所が今月18日、ユーチューブがウクライナでのロシアの軍事作戦に関する虚偽情報を含むコンテンツの削除に応じなかったとして、約217億ルーブルの罰金支払いを命じている。
<共同通信引用>
Googleさんロシアではこんな感じ
ロシアのタガンスキー地区裁判所が米Googleに210億7739万2317.8ルーブル(約500億円)の罰金を科す判決を出した。罰金総額は、Googleのロシア国内における売上高の10%に当たる。ロシアの通信規制当局であるRoskomnadzor(連邦通信・情報技術・マスコミ分野監督庁)が7月18日(現地時間)に発表した。
Google傘下のYouTubeが、ウクライナ侵攻関連などの「偽情報」動画削除を怠り、禁じられている情報へのアクセスを制限する手順に違反したためとしている。
ロシア当局はGoogleに以下のコンテンツの削除を再三要請したが、削除しなかったという。
- ウクライナでのロシア軍の特別軍事作戦についての偽情報
- 過激主義とテロを助長するコンテンツ
- 未成年者の生命と健康に有害な行為を助長するコンテンツ
- 不正な集団行動への情報を促す情報
ロシア当局は6月にも禁止コンテンツを削除しなかったとしてGoogleに6800万ルーブルの罰金を科している。
Googleは5月、ロシアでの営業を停止すると発表し、ロシア子会社は6月に正式に破産を申請している。
Roskomnadzorはこれまでに累計72億ルーブル以上の罰金をGoogleに科し、支払わせてきたとしている。本稿執筆現在、この件に関するGoogleからの正式コメントはまだない。
Googleロシア子会社は破産申請しているようです
米Googleは5月18日(現地時間)、ロシア子会社が破産申請を計画していると米Reutersに伝えた。ロシア当局に銀行口座を差し押さえられたためとしている。
GoogleはReutersに対し、銀行口座の差し押さえにより、従業員の雇用と給与支払い、取引先への支払いなどができなくなったと説明した。
Googleは3月、ロシアによるウクライナ侵攻を受け、ロシアでのすべての広告販売を一時停止した。また、傘下のYouTubeはロシア国営メディアのチャンネルをブロックした。
Googleは破産後もロシア国民のための無料サービスの提供を続けるとしている。「ロシアの人々は高品質な情報にアクセスするためにわれわれのサービスに依存している。検索、YouTube、Gmail、Googleマップ、Android、Google Playなどの無料サービスを引き続き利用できる」。
そして我々にも容赦ないGoolgeさん
以上、参考になれば幸いです。