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アニメ・漫画

ちょっと懐かしいけど、個人的には傑作だった少年漫画 『YAIBA』

みなさん『YAIBA』ってご存じです???
日本一有名な少年探偵『名探偵コナン』の作者 青山剛昌さんが描いた少年漫画なんです。

名探偵コナン
名探偵コナン
真実はいつもひとつっ!!

ちょっと懐かしくて読み返したくなったので、『YAIBA』の紹介をしたいと思います。

YAIBA

『YAIBA』(ヤイバ)は、青山剛昌による少年漫画。
1988年~1993年まで『週刊少年サンデー』で連載されていて、当時の少年達の心を鷲掴みにした作品。
※1993年には『剣勇伝説YAIBA』(けんゆうでんせつヤイバ)としてテレビアニメ化されていたようです。
たこは観たことが無かったので何とも言えないのですが・・・
単行本は全24巻が発売されていました。

物語の概要

現代の日本を舞台に、天下一のサムライを目指す少年・刃と、剣の魔力で鬼になった鬼丸との戦いを描いたコメディタッチの格闘漫画。
青山剛昌は本作のインスピレーション元になった作品として1981年の映画『魔界転生』を挙げている。

最初期(単行本1巻時点)においては、破天荒ではあっても極端に現実から乖離しておらず、ジャングル帰りの少年を主人公とした変わり種の学園剣道漫画という体だった。 しかし、鬼丸が風神の剣により鬼となって以降は伝説の魔剣や魔力により動物が変身させられた魔物の登場等の超常的な要素が多くなっていき、現代的な冒険ファンタジー風に物語が展開されていった。 そして、ヤマタノオロチ編終了後は超常的な要素は少なくなり、剣術漫画としての側面が強く出されるようになった。

ざっくりあらすじ

天下一の侍を目指す少年剣士・鉄 刃は、父である剣十郎とともにジャングルで修行の日々を送っていたが、ひょんなことから日本に舞い戻り、剣十郎の親友の峰家に居候することになる。刃は峰家の娘のさやかと同じ中学校に通うことになるが、中学校では剣道の実力者である鬼丸 猛が覇権を握っていた。果し合いの末に互いを剣のライバルと認め合った刃と鬼丸は、さらなる強さを求めて競い合う日々が始まる。

あるとき鬼丸は、実家の道場の地下に眠っていた魔剣「風神剣」を手にし、その力に溺れた結果「鬼」に変貌してしまう。強大な鬼の力を手にし、世界を支配する野望に憑りつかれた鬼丸に対抗し、刃は風神剣と対を成す「雷神剣」を手にする。打倒・鬼丸を掲げ日本中に散らばった伝説の玉を探す旅に出た刃は、各地で様々な強者たちと激戦を繰り広げる。

鬼丸との決戦や二人の因縁に起因した歴史上の強者・月からの来訪者。そして刃自らの血に起因する壮大な戦いを経て、刃は「真の侍」がどのような存在であるかを見極め、体得していく。

登場人物(メイン)

鉄刃(くろがね やいば)

本作の主人公。サムライを目指し、父・鉄剣十郎と共にジャングルで修行していたが、ひょんな事から日本の峰家に転がり込むことになる。
やんちゃでお調子者のうえ、助平で大喰らい。強い相手と手合わせすることが大好き。さやかとは同い年だが、背はかなり小柄である。
鬼丸の持つ風神剣に対抗すべく伝説のサムライにしか抜けないという魔剣・雷神剣を抜いたことをきっかけに、数多の冒険に挑み、鬼や月人、地底人や魔物といった数多くの敵と戦うこととなった。雷神が宿るために常人には扱えない雷神剣を修行の末に従えた後は、風神剣、龍神剣、覇王剣といった他の剣や「伝説の玉」に起因する様々な力も使用している。
一般的な知識・常識に欠けるが、剣に関する才能やアイデアは豊富で、雷神剣の穴に指を入れて回転させる「せんぷう剣」、落雷のようにジグザクに斬る「かみなり斬り」、縦に回転して突っ込む「風車(かざぐるま)」などの技を生み出した他、鬼丸の技である「竜巻斬り」や「横一文字」を真似たこともある。
数多くの魔物を倒しているが、これは魔剣の力も大きく、純粋な剣の腕だけで判断するなら、一般人が出る剣道大会では圧勝したが、終盤の大会では沖田や十兵衛に苦戦するなど、超人たちの中ではずば抜けて強いというわけではない(元々、剣術自体が体力や身体的優位だけで勝ちが成立するものではない)。また、人間相手に殺生や相手に後遺症が残る程度の傷を負わせることを好まない優しい気質を利用され、実力的には格下の相手からの騙し討ちや見逃した相手からの執念による反撃を受けて苦戦させられる点こそが致命的な弱さであると妹の諸羽に指摘されている。
ヤマタノオロチ編でスサノオの血を引いていることが判明する。また、本来は鉄グループという超の付く大金持ちの跡取り息子だが、剣十郎が話さなかったため終盤まで自分の家庭事情を知らなかった。キャラのモデルは、『おれは鉄兵』の主人公の鉄兵。
同作者の次回連載作である『名探偵コナン』では、沖田が諸羽に想いを寄せている場面が描かれ、その際にその兄(刃)をライバル視しているため、勝つまでは告白するつもりはない事が明かされた。また、その事を思い浮かべる場面では、成長した刃の姿(顔は伏せてある)が描かれていた。

峰さやか(みね さやか)

本作のヒロイン。ごく普通の女子中学生であったが、刃達と共に無理矢理冒険の旅に強行させられることになる。
時に毒を吐くこともあるが、芯は心優しいしっかり者な性格で一行のツッコミ役。家が剣道道場であることから剣道を嗜んでいる。女子の中ではそれなり以上の腕前で、(元の持ち主であるレインに比べると威力は大幅に落ちるものの)魔剣・水魔の太刀を使用することが可能な精神力も持っている。しかしながら流石に超人的な腕前・精神力の持ち主達とは比べ物にならない。
物語中盤以降から、乙姫の血を引く龍の巫女であることが発覚し、その身を月の女帝・かぐやに狙われることとなる。

鬼丸 猛(おにまる たけし)

刃のライバル。スキンヘッドと額のホクロが特徴。人格や立場が変われど、同作品の最序盤から最終盤まで刃の敵として君臨し続けた。
当初はさやかと同じ中学校に通っていた。家族に姉(鬼丸あやめ)と祖父が[注 5]いる。
元来はプライドが高くやや傲慢な一面こそあったがそれ以外はごく普通の少年であり、剣に対しても生真面目でペットの鳩の世話を丁寧にするなど決して悪人ではなく、校内の剣道部でもその高い実力を示していた。
初めは刃を軽く上回る実力者として刃を侮り、勝負を挑まれるも相手にしていなかったが、度重なる刃との衝突の末にそれまで抱いたことがなかった深い憎しみを刃に感じるようになる。刃を倒す力を欲した結果、風神剣に宿る風神に呑まれて鬼になってしまう(刃からその事を指摘された時には、本人は「飲み込まれたのではない、風神を味方につけたのだ」と主張している)。その際、頭部に2本の角が生えた。その後は魔王鬼丸を名乗り、日本、ひいては世界征服を企み実行に移していく。

YAIBAのストーリー(〇〇編)超ざっくり

龍神の玉編

宿敵である鬼丸を倒すべく、龍神の玉を探しに行くストーリー。

かぐや編

龍神の剣の復活と共に、刃の新たな敵となるかぐやという敵と戦うストーリー。

ピラミッド編

日本各地で、大型の地震と陥没事故が相次いだ。そんな地震が続く中、突如関東平野にピラミッドが出現し、新たなる敵との戦いが始まるストーリー。

地底世界編

今度は、世界中に黒いピラミッドが出現し、「おまえた達人間にはこの大地で生きる資格はない。ただちにすべての大地を明け渡し我らの元に仕えるのだ…我ら地の民の、奴隷として…」という声が聞こえてきた。地底人から地上を守す為、刃と地底人の闘いが始まるストーリー。

ヤマタノオロチ編(たこが一番好きなストーリー)

地底から戻った刃とさやかは、久しぶりに中学校に登校することにした。通学途中、刃がおばあさんとぶつかった。そのおばあさんは占い師で、刃の顔に悪相が出ていてもうすぐ死ぬと予言してきた。学校に着いた刃は、久しぶりの出席で女子からちやほやされて浮かれていた。そして彼は一人の女子から昼休み屋上に呼び出された。昼休みになり雨が降る屋上へ行くと、その女子が、「おまえの命がほしい」と突然襲ってきたのだ。彼女は、生徒に化けていた鬼丸の刺客の水の鬼神レインだった。しかし刃は、学校に来るだけだったので家に剣を置いてきていた。さやかが急いで剣を取りに戻ってくれたが、それまでの間水を自在に操るレインの攻撃を受けるばかりであった。さやかが庄之助に乗って剣を持ってきてくれた。そこから刃の攻撃が始まった。刃は、ありとあらゆるものを貫通して肉体だけを切り裂くレインの剣に苦戦するも、一瞬の隙をつき彼女を倒すことに成功した。レインはやられる直前に、「鬼丸様のよびおこす巨大な力に、おしつぶされるがよいわぁ」と言い残した。巨大な力とはいったいなんなのだろうか。学校からの帰り道に、また占い師のおばあさんと出会った。彼女が、数百匹の黒い鬼を従え封印の塚を荒しまくっている邪悪な鬼の噂を教えてくれた。刃がおばあさんと話している間、峰家は炎の鬼神バーナーに襲われていた。急いで帰宅した刃は、風神剣の風の力を利用してバーナーを倒した。バーナーと一緒に来ていた黒鬼の中に闇の鬼神ダークが紛れていた。彼は「関ケ原で会おう」と言い残し姿を消した・・・

織田信長御前試合編

幾度もの戦いを乗り越えて、龍神の剣も消えてしまった刃は、以前のように剣の修行に励んでいた。元の姿に戻った鬼丸は、3年間のイギリス留学に出ていた。刃は、日本剣道選手権大会で優勝も果たして日本一のサムライになった。刃たちは大会終了後、刃の剣の癖とそっくりな動きをする諸羽という名の少女と出会った。彼女に連れられて豪邸に到着した。彼女は、鉄グループという大企業の令嬢だったのだ。そこで彼女から聞いた話によると、彼女の父親は鉄剣十郎と言う名だが亡くなっていて、今その名を名乗っている男が父親を殺した人物だというのである。さらに彼女は刃の実の妹だった。

まとめ

風神・龍神・覇王・魔王と言った当時の少年の心を鷲掴みにした剣の存在。
個性あふれるキャラクター。
どことなく名探偵コナンの原型を感じられるキャラクター。(※同じ漫画家なので当たり前なのですが・・・)
30年近くたった作品ですが、今読んでみてもその楽しさ・ワクワクさせられるストーリに引き込まれると思います。
もし何かの機会があれば、読んでみて下さい。

以上、参考になれば幸いです。