もう少しすると、憂鬱な時期が来ますね・・・
梅雨・・・いえいえ今回は、これから暑くなってくる季節に登場するあの生き物
寝ているときに「ブゥ~ん」と言う羽音を聞くと、
もう気になって眠る事もできない・・・
うっかり刺されてしまったものならば、コ●シたくなる気持ちにもなる・・・
我々の天敵「蚊」、そうです「蚊」について書いてみたいと思います。
先日はマスクについての雑記を書かせて頂きました。
もし時間に余裕のある方がいらっしゃれば、読んでみて下さい。
日本では元々マスクと言えば黒色が主流だったマスク・感染症の歴史と雑学とこれからのシーズン(夏)に向けたマスクの紹介...
目次(押すとジャンプします。)
蚊の好物は血液?
蚊のエネルギー源は血液ではなかった
蚊のエネルギー源が「血液」ではなかった事をご存じでしょうか?
実は、蚊のエネルギー源は糖分で、普段は蝶や蜂と同じように花の蜜や樹液、
果実の汁などを吸って生きているのです。
じゃあ、何のために血を吸いにくるの?
では、なぜ夏になると人の血を吸いにくるのでしょうか?
血を吸うのは、「メスの蚊」だけで、産卵に必要な「たんぱく質」を接取する為です。
つまりのところ、蚊にとって血液は子孫を増やすための「特別食」なのです。
日本にいる蚊の種類
日本に生息している主な蚊は、
・ヒトスジシマカ(通称:ヤブ蚊)
・アカイエカ
・チカイエカです。
チカイエカだけは、吸血せずに1度目の産卵をすることができるようで、
これは蚊の中でも非常に珍しく、無吸血産卵性と呼ばれているようです。
しかし、そのほかの蚊や、チカイエカも2回目の産卵では、血を吸わせないと
卵を産むことが出来ないようです。
20m以上離れていても位置を特定できる
蚊には20m以上離れていても位置を特定できる、「特殊能力」があるようで、
人間が出す二酸化炭素を目印に吸血をしに来ることが出来ます。
腹八分目とはいかない「蚊」
1回に吸うことの出来る血の量は、自分の体重と同じくらいで、
血を吸った後の蚊は動きが鈍くなります。
腹八分目・・・とはいかないようで、
動きが鈍くなったところを、「パチンっ!!」と潰されてしまうわけです。
栄養が十分にあれば血は吸わない?こんな研究結果も
こんな研究結果もあるようで、
「栄養が十分にあれば、血を吸う必要がなく血は吸わない。」ようです。
ヒトスジシマカのメスに高栄養のローヤルゼリーを与えてしばらく飼育したところ、
血を吸わずとも卵を作ったみたいで、蚊の種類によっては、同程度の栄養が接取できれば、
必ずしも血液は必要ではない。と言うことのようです。
そんなに役に立たない可能性大!蚊の豆知識
叩き潰す前に観察したい蚊のオモシロ特性
蚊の唾液には、血小板の凝固作業を妨げる物質が入っている(結構有名ですよね)
最後にかゆみの原因となる唾液を吸い戻すため、放っておくとよい
蚊の羽音が「ブ~ん」と聞こえることに由来すると言われている
光の波長で色を見分ける為、ハッキリと識別できる濃い色を好む
発情期には、羽音を調整しながらハモる相手を見つけて求愛する
お す す め 虫 よ け・ 蚊 と り 器 3 選
薬剤不要で安心 ライトで寄せ付け「蚊」をキャッチ
まるでインテリアのオブジェのような蚊取りポット
寝室に最適 雑音を気にせず利用できる蚊取り器
こ ん な 著 書 も 出 て い ま す
世界を飛び回る女性蚊学者が、蚊になり替わって蚊を熱く解説する愛と偏りの書。
嫌われ者の極致である蚊を、
「蚊は美しい」とのたまうリケジョたちが、蚊になり替わって熱く語ります。
夏になると、耳元でプーンと羽音とともにやってくる蚊。
刺されるとかゆいし、存在そのものが嫌い……という人が多いのでは。
そして、この地球上でもっとも人を殺しているのも蚊。
マラリアを媒介し毎年数十万人の人が亡くなっています。
蚊が媒介する感染症は、日本でもデング熱の発生があり、
ジカ熱も他人事ではありません。
そんな嫌われもので全人類の敵とも言える蚊を研究し、蚊に対する愛憎まみれる
リケジョたちが語る蚊の本当の姿。
蚊について書かれているおもしろい著書です。
ま と め
お母さん蚊も産まれてくる子供のために命を懸けて血を吸いに来ているワケですよね・・・
今年の夏は、少し多めに血を吸わせてあげてみてはいかがでしょうか?
私は無理ですけど・・・
以上、参考になれば幸いです。