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中国ではカンニングも命がけ
懲役刑に処される中国のカンニング事情

ここ最近、試験の不正に関するニュースを多く目にするようになりました。

そんな、不正に関する雑学をまとめてみましたので、お時間あればご覧ください。

以前書かせて頂いた「蚊」に関する雑学も、もし時間があれば・・・

「蚊」のエネルギー源は、人間の血液ではなかった
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蚊の雑学と、おすすめ蚊取り器3選...

カンニングは懲役に処される国も

6月9日のカンニングに関するニュース

まずは、6月9日の「カンニング(不正)」

今年1月に行われた一橋大(東京都国立市)の外国人留学生向けの入学試験中に数学の問題文の画像が外部に流出した事件で、警視庁国際犯罪対策課は9日、流出に関わったとして新たに中国籍で受験生の20代男性を偽計業務妨害容疑で逮捕したと発表した。同課は8日にも画像送信の中継役となった別の中国籍の20代男性を同容疑で逮捕しており、事件を巡る逮捕者は2人となった。  逮捕されたのは、共に中国籍で受験生の大学生、王嘉璐(おうかろ)(22)=東京都新宿区北新宿1=と、中継役の大学院生、李歳寒(りさいかん)(28)=中央区築地1=の両容疑者。王容疑者は一橋大への編入を目指しており、李容疑者が勉強を教えていたという。  逮捕容疑は今年1月31日、一橋大が実施した「私費外国人留学生選抜試験」で、数学の問題を撮影した画像をインターネットを通じて外部に流出させ、同大の業務を妨害したとしている。  国際犯罪対策課は2人の容疑の認否を明らかにしていない。同課によると、王容疑者から「不正を手伝ってほしい」との相談を受けた李容疑者が試験前に第三者を通じて中国の通信アプリ「微信(ウィーチャット)」で「高校の文系数学の宿題を手伝ってほしい」と投稿。その投稿に返信した別の中国人男性に問題文の画像が送られてきたため、男性は不審に思って一橋大に連絡し発覚した。同大は2月3日、警視庁立川署に相談していた。  一橋大は今月8日、「警察に被害届を出したことは事実。警察の捜査に全面的に協力していく」とのコメントを出した。  入試の不正行為を巡っては、今年1月の大学入学共通テストの試験中に「世界史B」の設問を撮影した画像がインターネットを通じて外部に流出。警視庁は今年2月、大学入試センターの業務を妨害したとして、男子大学生に解答を依頼していた受験生の女子大学生と、流出に協力した会社員の男性を偽計業務妨害容疑で書類送検した。この流出事件を受け、文部科学省はカンニングなどの不正行為があった場合は警察に被害届を出す可能性があることを事前に受験生に周知するなどの対策を公表した。【鈴木拓也、木原真希、岩崎歩】

<毎日新聞より>

今年のセンター受験でも話題に

文春オンラインを一部引用しています

大学入学共通テスト1日目の1月15日、大阪府寝屋川市の試験会場。約600人の受験生は、誰もが自分の力を信じ、本番に臨んだはずだった。1人の“女子大生”を除いては――。

◆ ◆ ◆

上着の袖に隠したスマホで問題文を撮影し…
〈今日は11時から世界史のテスト、よろしくお願いします。(中略)可能なかぎり早く正しく解答を導きだすという形で願いします!〉

当日朝、現役東大生の1人は、高校2年の「中野天音」を名乗る人物から、通話アプリ「Skype」のチャット機能でこんなメッセージを受け取った。その正体が“仮面浪人中”の女子大生A子(19)であるとは、まだ知る由もなかった。

A子から問題文の画像が送信されてきたのは午前11時過ぎのこと。共通テスト最初の科目「地理歴史・公民」試験の真っ最中だ。

「A子は上着の袖に隠したスマホで撮影した『世界史B』の問題文の画像約30枚を、複数の大学生に送信。うち2人が時間内に解答を返していた」(捜査関係者)

再受験を誓うも成績が伸びず、焦った末に…
不正行為は昨年12月から計画されていた。A子は17歳の高2女子を装って「家庭教師紹介サイト」に登録。東大生らに次のような設定でアプローチした。

〈家庭教師を探しています。指導をお願いする前に、テストで問題を解いていただき、実力を試したい〉

その日時として指定したのが、共通テストの最中だったというわけだ。

A子は高知県出身。高3で迎えた前年の大学受験では志望校に合格できず、滑り止めだった大阪府内の中堅私大に進学した。

だが、やはり納得がいかない。密かに再受験を誓うも成績が伸びず、焦った末に思い至ったのが紹介サイトを利用した手口だった。

<文春オンラインより引用>

中国ではカンニングで懲役刑に処される

日本の大学受験は1~2月の真冬に行われますが、お隣の中国ではこの6月が受験シーズンの真っ盛りのようでうす。

日本の比ではない受験戦争の過酷さ

現代版の「科挙」とも呼ばれる普通高等学校招生全国統一考試、通称「高考(ガオカオ」が、6月7日・8日に行われました。

中国の受験戦争の過酷さは、日本の比ではないようです。日本のように、大学ごとに行われる試験は無く、この「高考」が全国統一試験であり、一発勝負なのです。

中国の人口は日本の約11倍ですが、この「高考」には、日本のが大学入学共通テストの20倍以上の約1200万人の受験生が参加するようです。

中国の受験生たちがめざす政府が重点的に資金を投入する「重点大学」と呼ばれる一流校はわずかに80校で、入試倍率は20倍を超えるみたいです。

唯一の「平等」

いまだに都市部と農村部での格差が大きい中国においては、唯一の「平等」とも言えるのがこの「高考」のようです。

このチャンスをものにすれば、豊かな生活が手に入る。そう信じて家族の命運を担い、試験に臨むのが中国の若き一人っ子たちなのです。

社会問題化している「カンニング」

そんな中、「失敗は許されない!!」なんて言う強迫観念に襲われた受験生が、カンニングに手を染める例があとを絶たずに社会問題化しているようです。

その手口もカンニングペパーの持ち込みや替え玉が主流だった昔とは違い、今はハイテク化・・・・

近年は金属探知機に反応しない超小型イヤホンな、一見消しゴムにしか見えないけれど、裏返すとディスプレイがついている機器なども登場しているみたいです。

監視側も対応に追われている中国・・・

監視する側も対応に追われているようで、試験会場でWi-Fiなどの電波を一時的に切断するのに加え、外部からの不正な電波をキャッチするため、高性能ドローンを飛ばすこともあるみたいです。

それでも犯行が絶えず、近年はカンニングに対して「最長7年の懲役」が科されるなどの厳罰化が進んでいるようです。

実際に、19年にはカンニングの罪で7年の実刑が科された事例もあります。

しかし、時代を遡ると科拳が行われていたときはカンニングで死刑に処されたことが珍しくなかったようで、その歴史を考えれば処罰はまだまだ優しいのかも・・・

まとめ知識(カンニングの歴史雑学)

受験生の必死さが伝わるカンニングの歴史雑学の紹介

下着をカンペにする

科拳で行われていたカンニングの手法で、紐の下着にびっしり書き込んだ

明治時代のカンニング会社

明治30年代に設立され、徴兵逃れを狙う受験生らに重宝されていたとかいないとか・・・

女装替え玉受験

’75年の津田塾大の入試で受験生の父が女装をして受験した事が発覚

夏目漱石のカンニング

東大予備門の入試でカンニングをして合格したと後に明らかにしている

石川啄木はバレて中退

詩人の石川啄木は中学時代にカンニングがバレて中退している

なべやかん替え玉事件

子どもの頃から勉強が苦手で、カンニングの常習犯だったほか、エスカレーター式の学校だったにもかかわらず、高校3年の時には留年、そのうえ、2年連続浪人していた、なべやかんさんですが、そんな息子を案じるあまり、父親のなべおさみさんが事件を引き起こした替え玉事件。

書籍の紹介

 

以上参考になれば幸いです。