前回に引き続き、「不況に強い!電気・水道・ガス」の仕事・資格の紹介その②を
書こうと思います。
今回は水道のプロフェッショナル「水道工事士」についてです。
前回に「電気工事士」まだ見ていない方、もし時間があれば見てみてください。
電気・水道・ガスの仕事と資格を紹介その①転職するならこの業界!? 目立たないけれど不況に強い業界・資格の紹介...
※企業によってデータが異なるので、参考程度にみて頂けると幸いです。
目次(押すとジャンプします。)
水道工事士(景気に左右されない安定性が魅力)
まず水道インフラについて
人間という生き物に必要な「水」
その水を行き渡らせるための水道は、社会にとって非常に重要なインフラです。
我々が普段の生活の中で飲んだり使ったりする水は、上水道で流れてきて、
生活や産業の中で出された排水は下水道で流れて行きます。
こうしたインフラによって、水が社会の中を流れて行くのです。
水道工事士になるための資格には?
水道工事士になるための資格には、
水道局が実施する公共事業としてのものと、家庭内などで行うものの
2種類に大きく分けられます。
1級土木施工管理士と給水装置工事主任技術者の2種類があります。
用途が違うので、詳しく書いて行こうと思います。
土木?なんて思う方もいらっしゃるかと思いますが、
ようは、上下水道や工業用水道などのための取水・浄水・配水などの
施設を作る工事を水道施設工事と呼びます。
この水道施設工事を行う許可を取るのに必要な国家資格なのです。
家庭で蛇口を取り付けるのに必要な資格。
蛇口や給水管・止水栓・水道メーターなどの給水装置を取り付けるのに必要な資格。
どちらが取得しやすい?
難関資格とは言えない難易度で、 過去問を繰り返ししっかりと勉強して備えれば
十分に合格できる「給水装置工事主任技術者」取得し易いです。
受験資格は必要?
どちらの資格も、「実務経験○年以上」と言う条件付きです。
ただし、1級土木施工管理士に関して言えば、相当厳しい条件が必要となります。
資格取得は難しい?
偏差値:56 難易度:普通
合格率:35~45%
偏差値:52 難易度:普通
合格率:19~24%
のようです。
就職先は?
就職先としては、水道のプロフェッショナルと言うこともあり、
水道工事関連の会社となります。
気になる水道工事士の収入は?
水道工事士の収入は、入社した会社や業績によって異なりますが、
全体的な平均年収は、400万~460万円で、日本全体の平均年収と比べると
低めですが、水道と言う業界の安定性には大きな魅力があります。
※正直、独立・開業をするには厳しい資格かもしれません。(間違っていたらすみません)
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給水装置工事主任技術者
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2022-2023年版 給水装置工事主任技術者試験 攻略問題集
去6年分の問題を、出題分野別に整理・分類して、ていねいに解説!
給水装置工事主任技術者試験の過去問題を徹底的に研究し、過去6年分の問題を出題分野に沿って整理・分類しました。本試験には語句の組合せや正誤の組合せを答える問題が多く、語句や正誤、各選択肢について詳しい解説を掲載しています。
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ま と め
すべての人は水を必要とします。
どれだけ景気が悪くなっても人は必ず水を求めます。
それが、水道業界が景気に左右されない理由なのです。
人が生きる上で水道インフラは必須ですから、水道工事に関わる仕事も
好景気であろうと、不景気であろうと、非常に安定しています。
水道工事仕事が世の中から無くなることはないのです。
※次回は、水道のプロフェッショナル「ガス設備士」について書いてみたいと思います。
以上、参考になれば幸いです。