6月7日、2022年度顕彰馬の記者投票結果がJRAより発表されました。
残念ながら今年の顕彰馬は「選定馬なし」となってしまいました。
今年からGⅠ9勝と歴史的な記録を作った、我らが「アイちゃん」こと(すみません・・・勝手にアイちゃんって呼んでます。)女傑アーモンドアイが顕彰馬の対象となり、選出は確実と見られていたのですが・・・
フタを開けてみると、キングカメハメハと並んでトップタイの144票止まり。
投票者数202人の3/4以上(152票)に8票届かず、20年選定のキタサンブラックに続く35頭目の顕彰馬入りすることはできませんでした。
歴史的名牝のまさかの落選・・・来年以降も選定のチャンスは残されているので。
是非、選出されることを期待したいです。
・・・と言う訳で、波乱の続いた春GⅠ同様、顕彰馬の記者投票でも想定外の結末が待っていました。
目次(押すとジャンプします。)
JRA顕彰馬
そもそもJRA顕彰馬って??
JRA顕彰馬(ジェイアールエーけんしょうば)とは、中央競馬の発展に多大な貢献のあった競走馬の功績を讃え、後世まで顕彰していくために日本中央競馬会30周年記念事業(昭和59年)の一環として制度を発足し1984年に制定されたものである。
顕彰競走馬は「殿堂入り」に相当する。
競馬の殿堂には調教師・騎手顕彰者とともに顕彰馬の肖像画、ブロンズ像、関係資料が展示されている。
<Wikipedia引用>
選考方法はあるの?
しっかりとした選考基準が有るようで、10年以上競馬報道に携わっているマスコミ・新聞関係者による選考投票を行い総投票者の4分の3以上の得票を得れば選出という方式で、2015年より実施されているようです。
選考は毎年6月に行われ、10月の競馬開催日に表彰されます。
選定対象馬は3月31日を起算日とし競走馬登録抹消1年以上経過し、20年以内の馬である。
現役馬や競走馬登録抹消1年未満の馬、競走馬登録抹消20年を経過した馬は対象外である。
歴代顕彰馬
歴代顕彰馬は数々の名馬達が選ばれています。
以下は歴代顕彰馬です。
2020年 | キタサンブラック | 牡 | 2012年3月10日 |
2018年 | ロードカナロア | 牡 | 2008年3月11日 |
2016年 | ジェンティルドンナ | 牝 | 2009年2月20日 |
2015年 | オルフェーヴル | 牡 | 2008年5月14日 |
2014年 | エルコンドルパサー | 牡 | 1995年3月17日 |
2011年 | ウオッカ | 牝 | 2004年4月4日 |
2008年 | ディープインパクト | 牡 | 2002年3月25日 |
2004年 | テイエムオペラオー | 牡 | 1996年3月13日 |
2004年 | タケシバオー | 牡 | 1965年4月23日 |
1999年 | タイキシャトル | 牡 | 1994年3月23日 |
1997年 | ナリタブライアン | 牡 | 1991年5月3日 |
1995年 | トウカイテイオー | 牡 | 1988年4月20日 |
1994年 | メジロマックイーン | 牡 | 1987年4月3日 |
1991年 | オグリキャップ | 牡 | 1985年3月27日 |
1990年 | マルゼンスキー | 牡 | 1974年5月19日 |
1990年 | テンポイント | 牡 | 1973年4月19日 |
1990年 | スピードシンボリ | 牡 | 1963年5月3日 |
1990年 | メイヂヒカリ | 牡 | 1952年3月24日 |
1990年 | コダマ | 牡 | 1957年4月15日 |
1987年 | メジロラモーヌ | 牝 | 1983年4月9日 |
1987年 | シンボリルドルフ | 牡 | 1981年3月13日 |
1986年 | ミスターシービー | 牡 | 1980年4月7日 |
1985年 | グランドマーチス | 牡 | 1969年5月13日 |
1985年 | セイユウ | 牡 | 1954年3月28日 |
1984年 | トウショウボーイ | 牡 | 1973年4月15日 |
1984年 | ハイセイコー | 牡 | 1970年3月6日 |
1984年 | シンザン | 牡 | 1961年4月2日 |
1984年 | ハクチカラ | 牡 | 1953年4月20日 |
1984年 | トキノミノル | 牡 | 1948年5月2日 |
1984年 | トサミドリ | 牡 | 1946年5月20日 |
1984年 | トキツカゼ | 牝 | 1944年3月10日 |
1984年 | クリフジ | 牝 | 1940年3月12日 |
1984年 | セントライト | 牡 | 1938年4月2日 |
1984年 | クモハタ | 牡 | 1936年3月4日 |
調教師は顕彰者?
顕彰者に調教師の藤沢さん
今年2月末で引退した元調教師の藤沢和雄氏(70)が顕彰者に選定されたことを発表。
顕彰者は
1.中央競馬における通算勝利度数がおおむね1000勝以上、
2.管理馬がGI競走において延べ5勝以上、
3.年間最多勝利などで特に顕著な成績を記録
以上のすべての要件を満たした元調教師から選出されるようです。
藤原さんコメント
藤沢和雄氏「馬が頑張ってくれて、そして馬主さんをはじめファンの皆さまからいただいた応援を力に、厩舎のみんなが頑張ってくれたおかげで長い間充実した仕事をさせていただくことができました。このような名誉な表彰を受けることができて大変光栄です。誠にありがとうございました」
投票があった各馬の得票数と得票率
馬名 得票数 得票率
アーモンドアイ 144 71.3%
キングカメハメハ 144 71.3%
ブエナビスタ 91 45.0%
モーリス 78 38.6%
ヴィクトワールピサ 30 14.9%
ステイゴールド 27 13.4%
クロフネ 24 11.9%
アグネスデジタル 21 10.4%
ダイワスカーレット 21 10.4%
ゴールドシップ 18 8.9%
シーザリオ 13 6.4%
リスグラシュー 7 3.5%
ハーツクライ 5 2.5%
エピファネイア 3 1.5%
ダイワメジャー 3 1.5%
アパパネ 2 1.0%
ジャスタウェイ 2 1.0%
シンボリクリスエス 2 1.0%
【選考方法】
投票者数(記者202名)の4分の3以上(152票以上)の票が必要
※記者1人あたり最大4頭まで投票可能
ラッキーライラックとアーモンドアイは同い年なんですよ
ラッキーライラックの記事です。もし時間があれば読んでみてください。